テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の資格




■テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)とは

エンベデッドシステムとは、パソコンとは、別に、特定の機能を実現する目的で、マイクロプロセッサーやシステムLSIを組み込んだ電子機器のことです。

最近では、携帯電話などの電子機器、電気製品や車などに組み込まれたシステムです。
「組み込みシステム」や「組み込みソフト」などと呼んでいます。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)は、このエンベデッドシステムを担当し、マイクロプロセッサやシステムLSIを組み入れた応用システムの開発、設計を担う専門家です。

役割としては、エンベデッドシステムに関する要求仕様書をまとめ、システム開発工程の計画とシステム開発工程に基づく設計作業をおこないます。

また、要求される仕様を確保するために、製品に組み込むシステムに対するソフトウェア、マイクロプロセッサ、システムLSIなどの技術的、経済的効果にいても評価することも役割のひとつです。

現在、需要がとても多く、人材が非常に不足している分野です。

2009年、平成21年度から情報処理技術者試験が変わります。
「テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)」は、「エンベデッドシステムスペシャリスト」になります。

■資格の分類

国家資格です。

■試験の難易度

試験は、少し難しくなります。
合格率は、15%前後です。

以下は、テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験の内容です。
試験の内容は、情報処理技術者試験センターから抜粋しています。

■年齢制限

受験の年齢制限はありません。

■対象者像

情報システム基盤(業務システム共有のシステム資源)の構築・運用において中心的役割を果たすとともに、個別の情報システム開発プロジェクトにおいて、固有技術の専門家として開発・導入を支援する者です。
具体的には、マイクロプロセッサやシステムLSI などを組み込んだエンベデッドシステムについて、情報システムを構成する専門性をもった技術要素として固有技術に含むものとする人です。


■役割と業務

エンベデッドシステムに関する要求仕様のまとめ、システム開発工程の計画及びシステム開発工程に基づく設計作業を遂行する業務に従事し、次の役割を果たします。

  1. 要求された仕様を確保するために、製品に組み込むシステムに対するソフトウェア、マイクロプロセッサ、システムLSI などの技術的効果・経済的効果に関する評価を行う。
  2. エンベデッドシステムを対象として、システム開発工程の立案、要求仕様書の作成、リアルタイム性の検討、及びハードウェアとソフトウェアのトレードオフを含めてシステムの設計を行う。
  3. マイクロプロセッサ、システムLSI、リアルタイムOS などの仕様の作成を行う。
  4. 開発を遂行するうえでの開発環境の整備を行う。

■期待する技術水準

要求された性能、品質、信頼性などをソフトウェアとハードウェアの適切な組合せによってエンベデッドシステムとして実現するため、次の幅広い知識・経験・実践能力が要求されます。


  1. マイクロプロセッサやシステムLSI などを組み込む立場から、ソフトウェア開発の要求仕様をまとめることができる。
  2. 要求仕様書を分析し、ハードウェアとソフトウェアの適切な組合せによって、エンベデッドシステム開発工程の計画及び管理ができる。
  3. 機能設計、詳細設計、システムの実現、ハードウェアとソフトウェアを結合した総合テストなどの一連の作業を実施できる。
  4. 情報技術及び制御技術などに関する基礎から先端までの知識をもち、要求されたエンベデッドシステムを開発する当該分野の知識を速やかに獲得でき、当該分野の専門家と技術上の打合せができる。

■試験形式と試験時間


午前 午後I 午後II
9:30?11:10(100分)
多肢選択式(四肢択一)
55 問出題して 55 問解答
12:10?13:40(90分)
記述式
4 問出題して 3 問解答
14:10?16:10(120分)
論述式(事例解析)
3 問出題して 1 問解答


■試験の手続き日程


春期
試験実施日 4月第3日曜日
願書の受付 1月中旬から約1か月間
受験手数料 5,100円(税込み)
合格発表 試験実施の約2か月後


■出題範囲


出題範囲(?・?は技術レベル。◎は重点分野)
午前の試験 ・コンピュータシステム?(◎)
・システムの開発と運用?
・ネットワーク技術?
・セキュリティと標準化?
午後の試験 (1) エンベデッドシステムの設計・構築に関すること
エンベデッドシステムの要求分析,エンベデッドシステム開発工程の設計,コスト設計,性能設計,機能安全,ユーザビリティ,ハードウェアとソフトウェアのトレードオフ,機能分割設計,高信頼性設計,全体性能の予測,省電力設計,テスト手法の検討,開発環境の設計 など

(2) エンベデッドシステムのソフトウェア設計に関すること
リアルタイムOS の応用,カーネルの設計,タスク設計,共有資源設計,デバイスドライバの設計,ファイル管理の設計,通信プロトコルスタックの設計,マルチメディア処理ソフトの作成,実行環境の検討,ソフトウェアの実装 など

(3) エンベデッドシステムのハードウェア設計に関すること
MPU アーキテクチャの設計,論理設計,データハザードの検討,メモリ階層の設計,周辺デバイスの検討,通信インタフェースの設計,高位ハードウェア設計言語の活用,高信頼化設計,故障解析,電気・機械まわりの検討 など



■受験手続

個人受付と団体受付があります。
  1. 個人受付は
    • 郵便局での受付
    • インターネットでの受付

  2. 団体受付は
    • 10人以上
    • 書面及び電子媒体での受付


■試験地

全国の主要都市(53地区)です。 

■問い合せ先

問い合わせは次のとおりです。
  • 独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者センター
  • 〒113-8663
    東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15F
  • TEL:03-5978-7600
  • 音声&FAX情報サービス 03-5978-7609
  • URL:http://www.jitec.jp/




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