DTPエキスパートの資格
■DTPエキスパートとは
DTPとは、「Desktop publishing:デスクトップパブリッシング」の略です。
日本語では、「卓上出版」を意味していますが、DTP(ディーティーピー)をそのまま使用することが多いようです。
印刷物などの編集をコンピュータ上で行いプリンターで出力することです。
プランナー、デザイナー、エディター、印刷営業マン、プリンティングディレクター、製版担当者、印刷担当者の人たちの目的は、「よい印刷物」を作ることです。
DTPエキスパートは、印刷メディア産業に携わる方のために、製版技術やDTPの基礎知識、コンピュータの知識を体系立てて理解できる資格です。
■資格の分類
民間資格です。
■試験の難易度
試験は、普通です。
合格率は、50%前後です。
■試験の概要
DTPエキスパート試験の概要です。
項目 | 内容 |
受験資格 | 受験資格:DTPに関心のある方ならその資格経験は問いません。 |
受験料 | 20,000円 (※集中講義 + 試験の場合は合計70,000円/1名) ※「集中講義」とは、当日の筆記試験直前に行われるもので、現役のDTPエキスパートによってカリキュラムのおさらいをいたします.知識習得が目的ではなく、受験者の知識を整理が目的の講座です.したがって、当日は質疑の時間等は取れませんのであらかじめご承知おき下さい. |
試験形式 | 筆記試験および課題制作 ・筆記試験はマークシート方式です.内容はDTPエキスパートカリキュラム、および試験毎に発表する新項目に沿ったものです。 ・課題制作試験は試験当日JAGATより課題材料(CD-ROM)と「制作の手引き」をお渡しします。それを持ち帰り、試験日より3週間以内に制作物(普通紙ゲラ)と制作指示書(内容は「制作の手引き」に記載)を添付してJAGATに提出していただきます。 |
試験実施日 | 年2回(3月、8月)実施 |
試験時間 | (1)試験のみ 13:00〜17:40 (2)集中講義付き試験 9:00〜18:45 *集中講義延べ4時間と筆記試験延べ4時間 |
試験会場 | 東京・大阪・その他の地方会場(※開催地は各期毎にお問い合わせください)、および指定講座会場・団体受験会場 《東京会場および大阪会場》 ・試験のみ/集中講義付き試験:東京都区内会場および大阪市内会場(所在地等の詳細は、受験票発送の際、同封します) 《その他の地方会場》 ・試験のみ:名古屋・福岡・仙台・札幌(仙台・札幌は8月のみの予定) ※集中講義は実施いたしません 《指定講座会場》 ・試験のみ:全国各地の指定講座実施校舎 《団体受験会場》 ・試験のみ:原則50名以上の受験者がおり、第三者の会場を確保出来る場合団体受験会場の申請が可能です. ※団体受験(PDF:42.5KB)の詳細については、別途お問い合わせ下さい. 《身体障害者職業訓練校会場》 ・試験のみ:身体障害者で受験希望のいる、公共の身体障害者職業訓練校. ※実施の有無は各期毎にそれぞれの学校により決定されますので、その都度ご確認下さい. |
試験科目 | ※5つのカテゴリ DTP関連知識 DTPの役割、DTP技術、PDL/フォント、DTP作業、etc. 印刷発注側知識 編集、デザイン、etc. 印刷工程知識 印刷の一般、組版、製版、スキャナ、etc. 色の知識 色、etc. コンピュータ関連知識 コンピュータ、アプリケーション、通信、etc. ・課題制作試験合格ライン:作品と制作指示書を総合的に評価します.100点を満点とし、筆記試験同様に80点を合否のボーダーラインとしています. 採点結果は、「作品」を[レイアウト]・[組版]・[画像/色]、「制作指示書」を[設計]・[要素]・[表現]のそれぞれ3つずつ、合わせて6つのカテゴリに分けて評価をお知らせします.全カテゴリが10段階評価の8点以上であれば合格です. ※100点満点による課題の点数は総合的な評価の結果であり、6つのカテゴリ評価の合計を単純に100点満点に換算しただけではありません. |
合格基準 | 1回の受験で筆記・課題制作の双方とも合格ラインに達することが必要です. ・筆記試験合格ライン:問題を5つのカテゴリ(※)に分けて採点し、全てのカテゴリが正解率80%以上で合格です. |
■お問い合せ先
お問い合わせは次のとおりです。
- 社団法人 日本印刷技術協会
DTPエキスパート認証・登録事務局 - 〒166-8539
東京都杉並区和田1-29-11 - TEL:03-3384-3115
- URL:http://www.jagat.or.jp/expert/
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